ハイエース サーモスタット交換

「水温計があがらないので直して」

とのご依頼があり修理することに

 

エンジンをかけて暖気してみても

ぜんぜん水温があがらない(;・∀・)

これじゃヒーターも効かないし寒そう

 

水漏れがないことを確認して

メーターや水温センサーの可能性もありますが

そこは少しですが水温があがっていることを確認して

違うと判断したので

 

まず一番多い故障でお値段もかからない

サーモスタットの交換をします

エンジンが暖まるまでは水路をふさいでいて

一定温度になると開く部品です

 

開きっぱなしだとエンジンを冷やしすぎてしまってヒーターが効きません

閉じっぱなしだとオーバーヒートしてエンジンが壊れてしまします

 

エンジンルームを開けてサーモスタットを探します

ん~無い!

 

ちょっと調べてみるとどうやら運転席の下にあって

エアコンのコンプレッサーや発電機とベルトなど

を外さないとサーモスタットを交換できないみたい

少し大変な作業かも…

 

思っていたのと違ったので

しばらく動かなくてもいいところに

作業する場所を変えて作業開始します

まず運転席を外して

エンジンの上のカバーを外します

どうやらこのホースとパイプのたくさんあるところの下のようです

コンプレッサーや発電機を外さないで出来ないかなと

眺めていましたが…

 

なんとかいけそう!!

 

ターボのエアーダクトを外します

エアーダクトとブローバイホースとパイプ

 

エアーダクトが外れたところ

見えてきました これなら工具入るし外せそう

 

ぱかっ!!

 

外れたサーモスタットです

左がダメなやつで右が新品です

82℃って刻印があるので82℃で開きます

サーモスタットを交換してエアーダクトをつけて

冷却水路内を真空にしていきます

チャージ!!真空にした水路内に冷却水が一気にチャージされていきます

ハイエースは12リットルぐらい入るので見てて気持ちいいです

水温計があがっているのと

ヒーターが効くのを確認して完成です

 

 

池田